使うと、こうなる。あなたなら?
駄菓子屋は地域の遺伝子だと思う。「わだやま」のおばさんと話したこと、おこづかいで飲み食いした味、駄菓子が並ぶ棚や店のにおいなどすべてが記憶の奥底に刷り込まれていて、大人になってもふとしたきっかけでふるさとへ引き戻す。たとえおばさんとおじさんはいなくても、店のたたずまいが変わっても、和田山トーイには人を引き寄せる不思議な力がある。
大型ショッピングセンターが閉店しても、有名カフェはなくても、豊かでしあわせだと思う。
建築は、駄菓子屋という遺伝子を解析して「和田山トーイ」を空間として言語化した。「ここをどう使うのか」。建築は強い言葉で、さびしくなった神保原駅前に問いかけている。答えは使いながらみつけよう。あなたのやりたいことを試す場として使ってもらえたら、うれしい。
幸いなことに、利用する人が現れ始めた。活用例を紹介します。さて、あなたならどう使う?












